第27話 油津吟

てツ

2025年04月19日 19:33

ジンのお師さんと久しく一緒に吞んでないので
新規ボトルの口開けが滞ってたけど久しぶりの家呑みボトル紹介。
今回はイントラ仲間5人とホームパーリーで謎の台湾人イントラが贈ってくれた1本。
その場でみんなで口開け。

「油津吟」

リリースは10年近く前か、季の美と並ぶジャパニーズクラフトジンの古参。
バーではちょくちょく吞むけどお家ボトルでは初。

宮崎は日南市油津(あぶらつ)の京屋酒造が
「地元の柑橘なら柚子がキャッチ―。地名の油津をゆずと読ませて、GINは吟ずるとか吟味するの吟を当てちゃえ。」
てな所以で付けたに違いない「油津吟・YUZUGIN」。
バーでも「ゆずじん」と呼ぶバーテンダーと「ゆずぎん」と呼ぶバーテンダーが。
俺は「ゆずじん」派。

群雄割拠、と云うとカッコ良いけど、
俺に言わせると「雨後の筍」なジャパニーズクラフトジン界で
生き残ってるだけあって奇を衒わず王道。
特徴はあるけどクセは無い。
なので「没個性」とは思わない。

お家ボトルのレギュラーにしても良い1本だけど、
沖縄でのシェアは季の美や桜尾に較べて低く、中部圏の酒屋さんでは見ない。
こーゆー「縁の濃淡」って大きいよねえ。人生に於いても。
47%

余談その①
開封は綺麗な「夏ミカンイエロー」の封蝋を糸で切るんだけど、硬い!
指が切れそうになる。

余談その②
京屋酒造にはもう1つジンのブランドがあって、
日向夏等の宮崎産柑橘を前面に出した「HINATA」。
油津吟よりもライトでフルーティ。お奨め。
以前お師さんにミニボトルもらってファンに。
個人的にはこっちの方が好き。


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